どんな愛犬でもお利口さんにする!【子犬しつけ王選手権】2006・2007年連続優勝者が教える!
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犬のしつけとは?

 犬のしつけとは、『おすわり』や『お手』のようなものを教えるだけではありません。犬のしつけとは『人間と犬が楽しく暮らすための方法』を犬に教える事を指します。  犬には、トイレの場所やハウスのしかたなどの日常的な行為と、むだ吠えや飛びつきなどの禁止行為を一番に覚えさせます。「お手」や「チンチン」などの芸は基本的なしつけが終わってから教えましょう。  「基本的なしつけを教える過程で飼い主と犬との信頼関係が増して、その距離感は一気に近くなるはずです。また、犬を飼っている人自身が原因で問題を起こして社会と共存できなくならないように、飼い主もマナーを身につけましょう。」

犬のリーダーになる。

 野生時代には群れで生活をしていた犬は、リーダーにしたがう動物です。そこで、犬とスムーズにコミュニケーションをとるためにも、犬にリーダーと認められなければいけません!  どうすれば、リーダーとして認めてもらえるかというと、犬は野生動物だった頃、群れの中で一番強くて、知性があって、気力のある犬がリーダーになりました。例えると、会社での社長です。人を引っ張る力があって、正しい判断ができて、先に立って行動する社長は、社員から慕われているはずです。社長の命令は絶対ですし、それだけ会社の中で社長は必要とされている存在です。  ですので、飼い主も犬から一目置かれるような存在になりましょう。  「どんなにボスになりたいと思っていても、犬に愛情のない人はボスにはなれません。犬はしっかり人を観察しているので、自分のことをかまってくれない人のいうことはききません。『愛情を持って接する』ことはボスになるための大切な要素です。会社で社長が怒ってばかりして、何もしていないように見えたら慕うことが出来ますか?出来ませんよね?それと同じことだと考えるといいでしょう。」

根気よく気長にやる。

 何事もそうですが、根気よく気長にやらないとダメです。  何もないのに犬はいきなり吠えたりしません。何か行動を起こす時には、『何か』があったからです。犬がどうしてそういう行動をとるのかを考えて、犬はしゃべれないけれど、犬にも気持ちがあるんだってことを理解してあげるようにしましょう。そして、なぜそういう行動をとったのかを気長に犬を観察して理解して原因を探し、改善しましょう。

甘やかしすぎない。

 犬のしつけでは、絶対に犬を甘やかしてはダメです。これは、このくらいなら許容範囲だから、と行動を許してしまう事も過剰におやつをあげて褒めてあげる事も同様です。  犬のしつけの際に甘やかさない事はとても難しいです。けれど、しつけの際に犬を甘やかしてしまうと、いけない事がわからなくなるだけではなく、『自分がリーダーなのでは』あるいは『自分はリーダーの次に偉いのでは』と勘違いをおこさせてしまいます。犬がこのような勘違いをおこしてしまうと、家庭内での順位が入れ替わってしまい犬のしつけができなくなってしまいます。  犬よりも人間の方が偉いんだ!と思わせないといけないのを絶対に忘れないでください。

褒める8割、叱る2割くらいの割合で!

 犬のしつけでは、どうしてもほめる回数より、叱る回数のほうが多くなってしまいがちです。特に犬との関係がうまくいっていなかったり、しつけの覚えが悪いと、叱る回数が増えてしまいます。  「犬にとってはほめられることが最高のご褒美ですので、とにかくほめましょう。そして、叱るときはスパッと強く叱ります。ねちねちしないでサッパリと対応することが大切です。」  ほめる8割、叱る2割が理想的ですが、はじめはほめる6割、叱る4割でもよいでしょう。次第に犬が飼い主の気持ちを察知するようになって、叱ることも少なくなるはずです。  いつ褒めて、いつ叱ればいいのでしょうか?  犬の行動直後にほめるのが一番効果的です。これは叱る時も同様で犬がいけない事をした際には、その行動の直後に叱る、あの時あんな事をしたと叱っても言葉の多くを理解できない犬にはわかりません。それどころか、そのタイミングが悪ければ犬は、どんな事をしても叱られている、と勘違いをしてしまい全くいう事をきかなくなり犬のしつけができなくなってしまいます。  犬の行動直後にほめる事をしてあげれば、犬はどんな事をしたら褒めてもらえるのか、という事が理解しやすくなり、褒められようと犬のしつけがしやすくなります。

きちんと出来たら「ご褒美」をあげる。

 犬のしつけではご褒美をあげる事も有効な手段になります。そのご褒美は褒めてあげる事でも、おやつをあげる事でも何でもかまいません。犬が喜ぶ事でしたら何でもご褒美になるのです。  犬のしつけでは叱る事よりも、褒める事を優先させます。犬は叱られる事よりもご褒美をもらう事を喜びます。それと同時に、犬は『叱られる事を辞める』というよりも『ご褒美がもらえる事を何度もする』という事でもあります。また、犬は悪いと思ってもいたずらをする事があります。そんな時に叱ろうと近づいても逃げてしまい、しつけができない、という場面もあるのではないでしょうか。  ですから、犬のしつけではいろいろなご褒美をあげ、犬にこんな事をしたらリーダーが喜ぶ、とアピールをしましょう。

目を見て、きちんと向き合ってしつけをしよう。

 褒める時も叱る時もきちんと犬の目を見ましょう。人間だって余所見しながら褒められたり、怒られたりするよりも、きちんとこちらを向いてくれた方が気持ちがこっちにあると思うのと同じことです。  また、アイコンタクトによって、犬は飼い主に集中して、次の指示の声にしたがう習慣が身につきます。アイコンタクトで飼い主に意識を集中させて、命令どおりに行動できたときにはご褒美を与えましょう。これを繰り返すことで、犬は意欲を持ちながらしつけを覚えるのです。  犬がいたずらや拾い食いなど禁止していることをしたら、その場で心を鬼にして強く叱ります。決してたたいたりしないで、目を見て心から叱りましょう。そのときに犬をひっくり返して叱ると、さらに効果的です。

体罰は厳禁!!

 過去には、犬が悪いことをしたら、体罰を与えることで服従させる方法が主流の時代もありました。しかし、犬は学習ができるので、何度も繰り返し教えることで命令を理解できるようになります。犬のしつけに体罰は必要ありません。必要のない事をわざわざして信頼関係を壊すことはありません。  「時間はかかるかもしれませんが、あせらないで根気よく教えましょう。そうすれば、犬との信頼関係を壊さずに、しつけをすることができます。」  誰だっていう事を聞かせるために叩く人間をリーダーだなんて認めたくはないでしょう。
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